高等部:高等部通信11月号 学園長ブログ~可能性のとびら~-4

4、『思いやり収穫祭』のテーマ「継続」に対する思い

今年の『思いやり収穫祭』のテーマは「継続」です。自然学園ではスモールステップで自分の目標に到達するため、目標達成に向けた一人ひとりに無理のない支援計画を考えてもらっています。社会に参加するために必要なことして自己理解が不可欠です。自己理解は自分のつまずきや欠点を受け容れ、その解決策を考えることです。発達の凸凹から生じる問題行動や苦手さはそんなに簡単には解決しません。今できることから少しずつできることを増やしていくのです。

スモールステップは、目標を目指して「できたこと」「できること」を少しずつ積み重ね、達成すべき最終目標にたどり着くための中継地点を段階ごとに細かく分け、少しずつ習得できるようにする考え方のことを言います。そして、その中継地点にたどり着くための彼らに合った歩き方や山の上り方、たどりやすい近道を教えることで、たどり着いたことの自信が付き、先の見通しが付いてきます。

自分の夢を実現するためには決してあきらめない強い気持ちと勇気をもってスモールスモールステップで一つひとつできることを増やし、困難さを乗り越えていくしかありません。今できることを着実に実行していくこと。そして、できないことをあきらめないで自分の苦手さを補える他の方法を試して見る視点をもつこと。トライ&エラーを繰り返しながら決してあきらめないでできることを増やし続けること。また、決してできない言い訳をしないこと。そのことを短いことばで言い換えると「継続」になります。このような思いで「継続」を今年の『おもいやり収穫祭』のテーマにしました。

 

5、第17回『思いやり収穫祭』のお知らせ

第17回の自然学園『思いやり収穫祭』は11月1(土)、2日(日)に実施されます。11月1日(土)は模擬店と展示会を自然学園の校舎で実施します。11月2日(日)は、春日部市中央公民館にて、午前9時45分より、全学部生による音楽祭を予定しております。在籍生徒による歌、ダンス、合唱、楽器等の演奏を予定しています。小学部・中学部・高等部・大学部の在籍生が、迫力がありライブ感がある生演奏やダンスを聴衆の皆様にお届けできると思います。

日頃から学校生活を通して学んでいる「人を愛すること、思いやること」の感情が「協調」「協働」の一つの表現として演出できるかどうかが見どころとなるでしょう。それが教育目標の一つである社会性やコミュニケーション力の向上につながり、社会に出て働くこと、家庭を持つことの基礎的な土台になることを期待しています。

他者をあまり意識することがなかった在籍生徒の皆さんが、クラスメートの動きをよく見ながら、自分の役割をしっかり努め、見ている人たちにクラスの思いを伝えるために一生懸命演じる姿こそ、自然学園が教育目標に掲げるソーシャルスキルです。SSTの一環として取り組んでいる授業の実践をチームワークとして感じ取っていただければ嬉しいです。