中学部:中学部通信7月号 学園長ブログ~可能性のとびら~-3

3、夏期講習のお知らせ

本年も7月21日から夏期講習を実施します。復習に力を入れることのでき、夏休み中の生活リズムを定着させるためにも重要な機会となります。また、2学期からの授業に備えるためにも有効です。授業のポイントを理解さえすれば、学習に対するペースを取り戻すことができるでしょう。バンブー教室の夏期講習を日頃の授業に無理なく参加できるためのきっかけにして頂けたらうれしいです。

さて、中学部に在籍している1年生の皆さんも、1学期はすごく順調にスタートができたと思います。学力を伸ばすためには1学期の授業の復習と基礎力を充実させるための学び直しが不可欠です。夏期講習で1学期の学び直しをしながら、次のステップに進むに際して認知の凸凹からくる教科ごとの弱点を克服し、基礎学力を確立しましょう。

中学部に入学するまでは、学力でつまずいていた子どもたちは少なくないと思います。でも、勉強自体が嫌いな生徒ばかりではありません。ほとんどの人は、できれば勉強がわかるようになりたいと思っている人たちです。今まで勉強で「なぜつまずいてしまったのか」、「なぜわからなくなったのか」の原因を明確にすることが大切です。決してさぼっていたからわからないのではありません。そして、「どうせできない」という気持ちを払拭しましょう。

彼らの学習のつまずきは、知的な低さではなく、一般にワーキングメモリと言われる学習の基礎となる情報を処理するための能力である認知的スキルが問題になって学習でのつまずきを生じているケースが考えられるのです。授業に参加することも、家庭で学習的な課題を消化することも、漢字の暗記、国語の文章読解、計算、算数、数学の文章題や英語のヒアリングに至るまでワーキングメモリを使わずに学習することはありません。

また、ワーキングメモリには「脳のメモ帳」と言った考え方があります。学習に必要なことは、学習に取り組むための順番を決めたり、取り組みやすいプロセスを考えたり、今まで覚えた知識や処理するパターンやイメージを重ね合わせて、頭で問題の解法を思い浮かべたり、立式したりすることです。また、ADHDの特性である気が逸れてしまって勉強に集中しなければいけない時にもワーキングメモリは重要な役割を担います。

宿題などは、ワークシートや宿題のプリントに解答を記述しなければなりません。また、問題が書かれた文章をどの教科でも読んで理解する必要があります。その際にワーキングメモリを必要とします。そして導き出した解答を問題集やノート、プリントの書き込む作業を必要とします。そうなると、「読む」「書く」の能力が必要になってきます。限局性学習障害とは、このような「読む」「書く」「計算する」などの力にあらわれることが多く、情報を処理する際の能力の凸凹が関係していると言われています。まさしく、ワーキングメモリの特性が関与していることが考えられるのです。

このような原因から勉強に対して意欲がなくなり、投げやりになり、学習することから逃げてしまっていることが学力不振に関係しているケースが多いのです。勉強などのアカデミックスキルはソーシャルスキル同様、学習性の能力なので、繰り返し学習することで学力は定着してきます。自己肯定感の少ないお子様は、学習すること自体から逃げてしまうのです。

自然学園中学部の学習は、「読む・書く」など認知的な苦手さ補う学習支援をすすめながら、わからない課題を整理して、一人ひとりのつまずきに寄り添い、困難さの原因を紐解いていきます。そして負担のかからないような覚え方や問題の解き方を実践させ、知識を定着させていきます。中学部の生徒の皆さんは勉強ができないのではなく授業がついていけないことから勉強に自信が持てず学習意欲を無くしてしまっているお子様が大半だからです。

勉強はきっかけだと思います。やり始める前はどこから手を付けていいかわからず後ろ向きの暗い気持ちで胸がいっぱいになっていると思います。いざ始めだして取り組むことが明確になり、わかることやできることがわかれば、気持ちの負担が減るでしょう。さらに結果が出れば学習意欲は加速します。だからこそバンブー教室の夏期講習が学力不振でお悩みになっているお子様には必要になると思います。

そのような気持ちで、自信をもって1学期の頑張りをもう一度結果として確かなものにするために、この夏の夏期講習に挑んでみてください。皆さんなら必ずできるはずです。

中学部総合コースの夏期講習と併用して、夏期講習の講座を受講希望する中学部の在籍生徒は担任までお申し込みください。