1,はじめに
8月22日(金)に夏期講習が終了しました。今年の夏(7月~9月)の気温は、記録的だった昨年に比べるとやや低いものの、全国的に平年よりは高くなる見込みだと予想されていました。特に、7月末から8月前半にかけてが暑さのピークになると言われていましたが、太平洋高気圧と中国大陸からのチベット高気圧の「ダブル高気圧」が日本列島を覆い35℃を超える猛暑日が継続し、埼玉県内では地域によって40℃前後に達する「酷暑」となっています。
厳しい酷暑は、今後もしばらく続くものと見られています。「ダブル高気圧」は、掛布団を2枚重ねて寝るようなものだとメディアでは報道されていましたが、考えるだけでもげんなりしてしまいます。
2,気圧と不登校のきっかけとなる不安との関連性
今後は台風の心配もあります。台風は、海面水温が熱帯よりも低い日本付近に来ると、海水からの水蒸気の供給が減少し、熱帯低気圧や温帯低気圧に変わります。熱帯低気圧は、その名の通り熱帯や亜熱帯の海で発生し、暖かい海からの大量の水蒸気をエネルギー源とする低気圧です。温帯低気圧は、中緯度地域で発生し発達する低気圧です。北の冷たい空気と南の暖かい空気が混ざり、うずを巻くことで発生します。台風が熱帯低気圧に変わったという報道は、台風の中心付近にある最大風速が弱くなり、基準値以下に下がった状態を言います。
台風が近付くと、体調以外にも精神面の不調となって現れる場合もあります。気圧の変化があまりにも急激になると、自律神経による対応が追い付かずソワソワしたり、気分の落ち込みなどを感じたりする場合があります。特に発達障害傾向がある子どもたちは、新学期が始まる不安も重なり、これらの傾向が強く見られます。
夏休み中に生活のリズムが乱れたり、配信や家庭での課題学習によって勉強に対する悩みが強くなったりすることで、今まで以上に学校生活に対する不安がストレスになり、2学期が始まる前後にその気持ちが大きくなり、現在に至る人たちが少なくないのです。当然、このような背景からクラスの子どもたちも精神的に不安定でイライラを募らせている人たちが多く、些細なことでトラブルに発展するケースが多いのです。一般に、発達障害傾向がある子どもたちは、クラスで緊張が強く、いじめやからかい等のいじられる対象になりやすい現状があります。そのため、精神的な負担が強くなり、緊張すればするほど、衝動性や不注意性などの特性が出やすくなり、他者との摩擦や問題行動を起こし、いつもより一層いじめやトラブルに巻き込まれる危険性が高いのです。
そこに来て、8月下旬から温帯低気圧の影響でジメジメして蒸し暑い日が多く、9月に入ると台風が上陸してお子様の体調の変化がより一層起きやすくなっています。低気圧や台風は、精神的に落ち込みやすく、情緒が混乱しやすいなどの影響が少なくありません。
自然学園中学部の生徒の皆さんは、毎日元気に登校しているので安心していますが、少しでも情緒面でのお子様の不安を感じましたら、ご相談ください。