高等部:高等部通信9月号 学園長ブログ~可能性のとびら~-1

1、はじめに

新学期になりました。夏休みはどのように過ごしましたか。単位の認定に必要な前期のレポート提出を確認できれば前期試験に臨むことができる受験資格が生まれます。授業で消化できなかった生徒は、家庭で取り組んだレポートを提出して、個別で添削指導を受けたり、夏期講習を利用してレポート課題に取り組んでいました。

自然学園高等部では小中学校時代に不登校を経験した生徒が少なくありません。文科省が令和6年の10月に発表した中学生の不登校の統計だと中1が58,924人、中2が69,544人、中3が80,309人と学年が上がるごとに不登校生の数が増えています。中1ギャップと言われている小学校との環境の違いから入学してすぐに不登校になった中学生が2、3年生と継続して不登校を経験している生徒も数多くいると思われます。また、3年生においては受験期が近付いてくるにつれて不安が高まり不登校になった生徒も少なくないはずです。長期に渡る不登校の経験者は生活習慣が乱れて昼夜逆転から朝に弱く、通常の登校時間に起床することができなくなっている生徒もいます。また、3年生で不登校になった生徒は、不安から情緒が安定していない生徒がほとんどで、無気力の状態から回復することに時間がかかる生徒も多いと思われます。

そんなことから、自然学園では3段階のスモールステップを踏まえて徐々に登校に慣れ、学習への取り組みを学び、クラスに馴染めるようなアプローチを実践しているのです。そのような考えから、令和8年度の募集要項から自然学園が掲げる3段階のスモールステップを具現化したコースを新しく設けました。「イブニングコース」は放課後の時間帯である4時から登校できるコースです。45分授業×3コマの時間割で無理なく単位認定の学習に取り組めるコースです。今現在の通信制高校はICTを使った自宅での学習など、あらゆる生徒の状況に対応した学習支援が可能になっています。自然学園でも生徒のニーズに合わせた新しい取り組みとして、在宅型の個別学習コースを「イブニング個別リモートコース」として新たに導入しました。